SMPW再開から早4か月、当初の緊張や高揚感も落ち着き、奉仕をもっと楽しむためのスキルアップに取り組んでおられることと思います。さて今回は、お一人の姉妹が寄せてくださった経験を取り上げ、伝道のスキルを磨くために学べる点に注目したいと思います。
A西地点で、弟がJWだと言われる70代の女性が近づいて来られた時の経験です。この女性は、深い思考と誠実な気持ちから、奉仕者の姉妹にいろいろな質問を投げかけられます。姉妹はどのように答えたでしょうか。会話のやり取りを幾つか抜粋します。
いつまでも生きる必要があるのか?という主旨の問いに対して、、
「今はミサイル、戦争のこと、思わずテレビを消したくなるような不安なニュースが多いですよね。この中で生きるのはしんどいですよね。・・・実は、ずっと生きられると約束されている世界はこんなところなんですよ。」→(啓示21:4を見せる)
「『死はない』と言われているが、わたしの母は亡くなったのよ。」
「そうでしたか。それは辛いですね。わたしも最近、愛するおばあちゃんを亡くしたところなんですよ。もう一度会って、伝えきれなかった感謝などを伝えられたらいいな~と思いませんか?・・・実はもうひとり奥さんと同じ気持ちでいてくれている方がいるんですよ。」→(ヨブ14:14,15を見せる)
共感を呼び、気遣いが伝わる素晴らしい会話の進め方ですね。その後、女性は用事のために去りますが、しばらくすると何とまた戻って来られます!後半戦はこちらです。
「ウクライナの子どもたちが救われてさえくれたら、と本当に願っている。・・・神様がいるなら、どうしてこんなことを許しているのかと思う。」
「ニュースを見ていて、人間が人間らしからぬ行動をしているな~と感じる場面はありませんか?・・・実は、聖書には裏で操っている黒幕について書かれているんですよ。」→(「暮らせます」レッスン26 要点4にある「世界をコントロールしているのは誰か」の動画を見せる)
「(動画の中で)こうした状態はいつまでも続きませんとありましたね。実は、神様はすでにその準備を進めてくれているんですよ。・・・神様が行動してくれるということは、このように書かれているんですよ。」→(ダニエル2:44を見せる)
やり取りの中で、姉妹はご自分の連絡先を渡され、相手の女性は「必ず連絡します。」と繰り返されたようです。今後が楽しみですね。
さて、姉妹のちょっとした前置きの言葉や気遣い、そしてチョイスした聖句や動画はとても興味深く、学べるスキルがたくさん詰まったやり取りだったのではないでしょうか。
経験を送ってくださったのは20代の姉妹です。いわゆる”ベテラン”であってもそうでなくても、よく準備して打ち込むならエホバは祝福してくださるということがよく分かります!では引き続き、エホバの聖なる力を求めつつ、スキルアップを目指し真剣に努力しましょう。
