お気づきのようにSMPWにおけるカートテーマは,会話を始めるためのタイムリーな内容を取り上げてくださっています。11月後半のテーマは「特集 神」でした。一人の兄弟は,このカートテーマに基づいた話し合いについて,感動を次のようにコメントしてくださっています。
Y地点で13時からの奉仕で開始5分に,アイコンタクトが取れて声を出して挨拶をしたところ,50歳くらいの男性が「特集 神」のポスターを見ながら近づき一度通り過ぎ,方向転換して近づいてきました。「ポスターの吸引力がすごい!」と感じました。男性は,「エホバの証人の方ですよね。ちょっとお尋ねしていいですか?」「はいそうです,なんでしょうか」「統一教会のことについて,どう思われますか?」男性の意図がどこにあるか探るためにこう答えました。「信者さんの中には真摯に信じている人もいるかもしれませんが,高額な献金が問題になっていますね。そのことでしょうか?」「そうです。」(悪いことでしょう?と言いたそうな表情。)
「聖書ではこう書かれているんですよ。イエス・キリストの言葉です。」スマホからマタイ10章7.8節を見せて「ここでは伝道したり病気を癒したりしたとしても,『ただで与えなさい』と書かれてますね。どんなに善いことをしても対価としてお金を受け取りません。これが聖書の教えであり,私たちJWは献金を集めたりはしないんです」(マスコミの情報以上の真実を知らない統一教会のことを批判しないようその程度どまりにしました)と答えると,男性は聖書の教えに同意されていました。そして隣にいた妻が聖書ホールドスタイル用の聖書を渡してくれたので,紙の聖書も開いて見せられました。
さらに兄弟は巧みに会話を続けられます。
男性は,「ありがとうございました」と言って帰ろうとされましたが,このまま帰られるのはもったいないと感じ,ポスターの写真に目を向けてもらい「自然界には目を見張るような美しいものがあふれてますよね。それを造った神様ってどんな目的で美しく造ったのだろう,どんな性格で,人のことをどう思っているのだろう,不公正や悪いことが生じるのをどう思っているのだろう,って考えたことはないですか?」などと振ってみましたが,男性は「妻が仏教を熱心にやってるんだけど,私は仏教も他の宗教はあまり信じてなくて・・・」という感じで,ガードが固く残念ながら関心は高まりませんでした。でも「神」特集の雑誌を受け取られて行きました。このポスターはとても人目を引いているなと感じました。ご時世で,「宗教」や「神」というものを考えることが多くなっていると思います。また日の出の ハッとするほど の美しさと「神」が結びつけられていて,日本人センスにもヒットしたと思います。
ご夫婦で協力しつつ聖書から上手に答えておられ,会話を進めるツールとしてポスターへシフトチェンジを行う。素晴らしくお手本になるスキルですよね。私たちも奉仕に備え前もってカートテーマを確認し話題を準備しておくこともできますね。
コメントを寄稿してくださった兄弟は,奉仕の直後に音声入力機能を用いて「ひとこと感想」に報告してくださいました。この感動をホットなタイミングで報告したい!といった気持ちがよく伝わってきました。後日詳細な情報もお聞かせくださいました。ありがとうございました。
