SMPWに参加している多くの兄弟姉妹は、伝道の苦手な分野があっても、前向きに取り組んでいます。一人の姉妹は、非公式伝道への苦手意識を持ちながらも、伝道を楽しむことができました。どのように取り組み、どんな喜びを経験できたでしょうか。
一人の姉妹は、自分にとって自然に会話を始められるのは、お店の人と会話する時だということに気づき、「店員さんと会話する」ことを目標に掲げました。
K北での奉仕の際、アパレルショップの店員さんと会話がはずみ、店員さんから「試着してみますか」と尋ねられました。それで、「実は、今聖書ボランティアの活動の最中で、また戻らないといけないんです」と言うと、「聖書ボランティアですか」と質問されたので、会話が自然に発展していきました。そして、通勤の際にカートを見ること、子供の頃に聖書を読んだことがあること、JWの活動に好印象を持っていることなどを話してくれました。それで、「私の活動時間がもう少しで終わるので、終わったらその後戻ってきてもいいですか?」と尋ねると、「お待ちしています」という反応が返ってきました。カート横での奉仕の後、再度お店に行き、今度は無事に試着することができました。試着しながら、店員さんの宗教に対する考え方や背景、聖書に対するイメージなどを尋ねたりして会話を楽しみ、帰り際にはコンタクトカードを渡して再訪問の約束ができました。
1ヶ月後に再訪問した際に、詩119:105を書いたカードを渡し、聖書が道標のような本であると伝えると、感心した様子でした。また、自宅にもJWが訪問するものの、忙しくて対応できないことも話してくれました。カードには「聖書を学ぶべきなのはなぜですか」のQRコードも載せているので、姉妹は『また感想を聞きに、もう少し早めに再訪問したいと思います』と経験を結んでいます。
姉妹は自分にとって無理のない目標を掲げました。そして、自然に会話を始め、相手から質問を引き出して、自然に証言へと展開することができました。皆さんは、この経験からどんなヒントが得られたでしょうか。苦手意識があっても、自分にできる目標を掲げて、一歩ずつ前進していきたいものですね。
