経験|23年2月(1)

ある兄弟が「未来が気になりますか(塔 2018No2)」を掲げたカートで奉仕していると,20代くらいの男性が「未来が気になるんですけど」と,近づいて来ました。

兄弟が,今の世の中をどう思うかと尋ねると,会話が始まりました。聖書にはこれから起こることが前もって予告されていることを話すと,会話はますます弾みました。


兄弟:聖書というとどんなイメージですか。

男性:分厚くて重々しい感じですね。

兄弟:実は聖書は66冊の小さな本の集まりなんです。英語では”バイブル” と言いますけど,語源となったギリシャ語には「小さな本」という意味があるんです。

男性:へー!そうなんですか。

兄弟:その66冊の全部が,イエス・キリストにスポットを当てているんです。イエスが誕生するずっと前から,いつ誕生するか,何をするかなどを予告していて,その通りになったんです。

男性:すごいですね。

兄弟:イエス・キリストを知ってますか。

男性:クリスマスくらいですかね。

兄弟:ですよね。クリスマスはイエスの誕生日と言われてますね。でも本当は違うんですよ。

男性:え,そうなんですか。

兄弟は,JW.ORGの聖書Q&A「イエスはいつ生まれましたか」を紹介し,説明しました。

男性:へー,面白いですね。

兄弟:そのイエスも,これから起きることを予告したんです。(マタ24:6,7を見せて)戦争,食料不足,地震。(ルカ21:11を見せて)流行病が起きると預言したんです。

男性:これって今当たってるじゃないですか。じゃあ,これからどうなるんですか。

兄弟:(マタ24:14を見せて)ここには,「良い知らせ」とあるので,悪いニュースばかりではないんです。(「未来が気になりますか」(塔 2018 No2 10ページを見せて)悪いことがなくなることも予告されているんです。

男性:本当ですか。

兄弟:証拠がないと信じられないですよね。その証拠を気軽に確かめることができるんです。

そして,「いつまでも幸せに暮らせます」の冊子を渡し,レッスンを紹介しました。

兄弟:無料でできるんですが,よければ私の連絡先を教えましょうか。

男性:じゃあLINEでいいですか。


後日連絡を取ると,その男性はjw.orgで自宅近くの王国会館を検索し,実際に行ってみたものの,その時は誰もいなかったと話しました。

それで,兄弟が一緒に集会に行くことを誘うと,『ぜひ行ってみたい』と答えました。男性の自宅は兄弟の会衆の区域ではなかったので,予定を合わせ,男性の自宅の最寄りの会衆の集会に出席しました。

初めて集会に出席した男性は,とても良い印象を持ち,「こんなに歓迎されるんですね,聖書は古くからあるけど今も残ってるのが不思議ですね。」と話し,真理に一層の関心を示しました。

兄弟が,『聖書レッスンは,私でも,あなたの近所の方でも担当できます』と話すと,男性は「近くの人のほうがいいですよね」と答え,集会後の王国会館でそのまま,地元の会衆の兄弟にレッスンが引き継がれました。


この経験から皆さんはどんな教訓を見つけましたか。次の伝道の時,メンバーと話し合ってみてください。