パンデミックが落ち着いて、海外からの訪問者が増えて、カートの近くを通る外国人を見かけることが多くなっています。「すべての国の人々を弟子とする」ために、外国の方へのアプローチに積極的でありたいと思います。カギは何でしょうか?
次の2つの経験から見つけてみましょう。
まずは語学が堪能ではないある兄弟の経験です。兄弟は、チームのグループLINEでも5分ミーティングでも「温かくほほえんであいさつすること」、そのために「一歩踏み出して通行人に声をかけてみる」ことを意識するように励まされました。(塔18年6月p22 5節)何度も扱われた提案でしたが、兄弟は言われた通りやってみようと思い、目の合った人にあいさつするようにしました。
外国人の若い男性が、カートの前を通り過ぎる時に兄弟と一瞬目が合ったので、温かくほほえんであいさつすると、2分ほど経ってまたカートの前に戻ってこられました。パキスタン出身でイスラム教徒のこの男性は、昨年の8月末に来日されたばかりでしたので日本語は少ししかできませんでした。それでも兄弟は、翻訳アプリを使いながら JW.ORGを紹介し、「神はなぜ苦しみを許しておられるのですか」のビデオを見せることができました。男性はウェブサイトで閲覧できる言語数に驚かれ、ビデオを見ている間も良くうなずいておられ、意味深い会話を楽しむことができました。
次は語学が堪能なある姉妹の経験です。姉妹はカートのそばで立っている時に、大きなスーツケースを押しているテーンの男の子が、カートのほうに指さして「Free Bible Courseって書いてあるよ!」とお母さんに話しかけている事に気が付きました。それで姉妹は、カートから離れて話しかけに行きました。姉妹は言語の才能を発揮して、オーストラリア出身の親子をカートの近くまで誘導し、会話を続けることができました。すっかり打ち解けた雰囲気でしたが、旅行で疲れている様子と大きな荷物の伴っての移動でしたので、聖書レッスンを押しすぎて自分の願いを優先させることより、「今月の課題」を当てはめてこの家族の今のニーズに応えたいと思いました(マタイ7:12)。ちょうどその家族が自分たちの泊まるホテルが分からなくて探していることが分かり、姉妹はホテルまでの道順を親切に教えると、大変喜ばれました。エホバの証人は親切な人たちという印象を残せたと共に、英語版「暮らせます」の冊子とコンタクトカードを渡すことができ、笑顔で別れることができました。
いかがでしたか?語学が堪能であってもなくても、外国人の方へのアプローチについて、他にもできることが見つかるかもしれません。あなたは何ができますか?
