自然な会話を心がけるー若い人と

エホバは、永遠の命を得るための正しい態度を持つ「若い人」に真理をぜひ知ってほしいと強く願っておられます。私たちもカートに近づく若い人に純粋な関心を示して会話を続けたいと思います。ある奉仕者は4月の「今月の課題」を当てはめて、若い人との自然な会話を楽しむことができました。今回はその経験をご紹介いたします。

カートに立っていると、疲れた様子の男子学生が、カートをちらっと見てくれたので、奉仕者は手招きをしてみました。するとすぐ近づかれたものの、「いやあ・・こういうのいいです」とネガティブな反応です。

それでも、カートをじっと見ていたので、相手の気持ちに寄り添って会話を続けることにしました。会話の流れで男子学生が新1年生だと分かり、「もうくたくたです」と笑いながら本音を話してくれました。奉仕者が相手を労い、本当によく頑張っていることを伝えると、思いがけず自分の気持ちや気にかかること、疑問に感じることを色々話してくれるようになりました。

ここで奉仕者は心の中で祈り、聖書レッスンを押しすぎて自分の願いを優先させるよりも、「今月の課題」【4月】を当てはめて、目の前の男子学生の今のニーズに応えたいと思いました。

そこで、「意外に思うかもしれませんが、実は聖書には今あなたが気にかけていることに対する神様からのアドバイスが書かれているんですよ~」と切り出すと、「へえ・・そうなんだ・・」という反応でした。「ちょっと興味が湧いてきましたか?」と尋ねると、「まあ・・そうですね」と答えてくれたので、カートにある「若い人は尋ねる」とウェブサイトを紹介し、いつも同じ場所に立っていると伝えることもできました。

男子学生は最後に「分かりました。今日はホントに疲れちゃって・・・でも、また来ます」と言って、にこやかに帰って行きました。

いかがだったでしょうか?奉仕者は非公式での会話と同じように、カートに立っている時もリラックスしながら若い人との会話を楽しんでおられました。相手の考えに関心を持ち、温かさと誠実さを示しました。

いつでも相手との自然な会話を楽しみ、祈りのうちに毎月の課題に取り組んでまいりましょう!