仲間たちの「予測と準備」から学ぶ

 23年5月は、【予測して、準備する】ことに取り組んできました。あなたはいかがでしたか。多くの兄弟姉妹たちが、思考力を働かせて予測し、創意工夫を凝らして準備し、聖なる力に導かれつつ遭遇する状況に上手に対処してきました。どのようにでしょうか。今回は、兄弟姉妹たちの取り組みをいくつかご紹介します。

【予測】道案内をする

【事前の準備】英語や中国語でどのように道案内できるか、霊的な会話にどのようにつなげられるかをよく考えて練習する(5月中ほぼ毎日)

【効果】70代の女性2人から英語で道を尋ねられましたが、台湾在住だと分かり、姉妹は中国語に切り替えました。でも、お2人はとても疲れた様子だったので、その場で休憩を取ってもらいながら、思いやりが伝わるような会話を心がけました。その後、「私は聖書の伝道中ですが、エホバの証人ってお聞きになったことはありますか?」と質問すると、いとこがJWであることや、姉妹が時間を取って道案内してくれたことへの感謝の言葉を述べてくれました。

【予測】会話する

【事前の準備】「こんにちは」の後の二言目を意識する

【効果】ある姉妹は、70代の男性が近くを通った際に、二言目に「無料の聖書レッスンどうですか?」と声を掛けると、「聖書の色が変わったんですね」という反応が返ってきました。この男性は、週に2回この場所を通っている方で、『自分が持っているもの(黒色)とは違う聖書を持っていたので、少し近づいてみようかな』と思ったようです。姉妹が話しかけたことがきっかけで会話が始まり、聖書的な会話の後、姉妹の夫と連絡先を交換することができました。

【予測】違法駐輪が多い場所での奉仕。パートナーとしてどう助けるか。

【事前の準備】「撤去されなくてよかったですね!」の一言で始める。

【効果】一人の姉妹は、共に奉仕する姉妹と、この状況でどんな声掛けができるかを話し合っていました。しばらくすると、女子高校生がカート横に駐輪していた自転車の鍵をあけました。それで、「撤去されなくてよかったですね!」「この辺に用事だったんですか?」と声をかけると、会話が始まり、人生の目的など深い疑問に関心があることが分かったので、ビデオを見せることもできました。さらに、5分間ミーティングで「パートナーとしてどう助けるか」について話し合っていたので、隣にいた姉妹も会話に加わり,連絡先を渡すことができました。

【予測】会話が無意味になり、切り上げる必要がある。

【事前の準備】JW.ORGのビデオを見せる

【効果】兄弟が見守っている時に、2週間前に会話ができた方が近づいてきて再訪問ができました。しかし、前回は真面目な会話ができたものの、今回はお酒がかなり入っていたようで、会話が同じループにはまってしまったようです。それで、”作戦通り” ビデオの視聴を勧めると、「それは結構」という反応でした。その後も、同じループの会話が続いたので、「せっかくだから、このビデオだけ」と再度勧めると、「今日は予定があるから」と述べて、去っていきました。

【予測】リーダーとして1人で見守る中で、会話を意識する

【事前の準備】某コーヒーショップのタンブラーでコーヒーを飲む

【効果】ある兄弟がこの装備を思いついた理由は、「水筒よりも余裕のある感じで、近づきやすい雰囲気を醸し出しているのでは?!」と感じたからです。どんな効果があったのでしょうか。「手応えを感じた矢先,強風と極寒の奉仕日が続きましたので,余裕を出すのも難しく結果は出ていませんが,引き続きやってみたいと思っています」と語っています。

 いかがでしょうか。改めて、予測して準備することの大切さが伝わってきますね。きっと皆さんも同じように取り組んでおられることでしょう。引き続き、皆さんのアイデアをお寄せください。

 もちろん、うまくいくこともあれば、効果が出ないこともあるかもしれません。でも、それで大丈夫です!その取り組みをエホバがご覧になり、「わたしのために頑張ってくれてありがとう」と思ってくださっているでしょう。では、引き続き、エホバのため、カートの前を通る人のために、「予測して、準備する」ことに取り組みながら、各ポイントへ出かけていきましょう!