「いなくなった羊」を捜して、エホバの気遣いに倣う

今は不活発であるものの、最近の出来事を観察して、真理やエホバの事を思い出している方がいます。エホバはそうした「いなくなった羊」のことを決して諦めません。

K北で奉仕していたある兄弟のところに、バプテスマを受けたものの今は不活発な方が近づいてこられました。その方は「聖書預言が実現していると感じていて、聖書レッスンをしてみたい」との願いを話しましたが、「家族になんと説明すればよいか」と不安な気持ちも吐露されました。

兄弟はその時、連絡先の交換や聖書レッスンの提案ができませんでした。兄弟はそのことで、エホバが男性の心を開き引き寄せられた事に反応できなかったと深く落ち込まれたそうです。

兄弟はその奉仕中に、エホバに「もう一度会いたいです」と祈って周囲を探しましたが会えませんでした。

次の日もう一度祈って出会った時間帯に京橋へ行きましたが、やっぱり会えません。その後、20年06月号の研究記事25「私は……自ら自分の羊を捜[す]」から『誰よりもエホバが諦めていないこと』を思い返しました。

自分も最善を尽くすため、さらに次の日、もう一度出会った時間帯に妻と二人で出かけました。

すると京橋で待つ二人の目の前に、その男性が現れました。話し掛けると覚えていて、連絡先を交換できました。その男性は「昨今のニュースを見ていると終わりの時代に生きていて、大患難の入口まできていると実感している。また聖書を研究してエホバの元に戻りたい」と話されたそうです。

兄弟はその後、関係する会衆とも連絡を取りつつ、この男性がご自身で行動出来るよう援助するためコミュニケーションを取っています。

皆さんはこの経験からどんな教訓を見つけましたか?SMPWを通して「いなくなった羊」と出会う機会があります。どうすればそのチャンスを生かして、エホバの気遣いに倣う事が出来るでしょうか?必要な援助をよくイメージして、いつも準備をしておきたいと思います。